農学中手の会やります

久々の更新であるが、あいにくイベント告知である。

突然だが、「農学中手の会」というものを立ち上げることにした。「中手の会」という名称は、僕がもうそれほど若くもなくなってしまったので、そうした。5年前なら堂々と若手の会にしたのだが。

「作物学会、育種学会、園芸学会、etc…と、農学系の学会は数あれど、お互いに開催時期が近すぎて複数の学会に参加することは難しい」と思ったことはないだろうか。僕はある。たまに他の学会に参加してみると興味深い研究発表が沢山あるし、自分の研究に応用してみたい研究手法に出会えることさえある。それでもやっぱり、毎年9月と3月に学会を2つも3つもハシゴするというのはお金も時間も続かない。。。そうは言っても、自分の周囲にも他の学会に参加してみることは推奨したいし、他の学会の人にも自分たちの学会に来て話して欲しい…それも、出来れば継続的に…というのが、このような会を立ち上げようと思った動機である。

「中手の会」の主な活動内容は二つある。一つは、「ローテーション式ワークショップ」だ。この2015年秋の育種学会では、作物学会・園芸学会・植物病理学会から一人ずつ演者を招待したワークショップを開いた。来年度には、作物学会で育種・園芸・植物病理の研究者が話し、再来年度には園芸学会で作物・育種・植物病理の研究者が話す…という流れにしていきたい。もう一つが、年会として行う「冬の研究集会」である。要は、温泉地で行う合宿である。とりあえずここに来れば他の学会の研究者と交流できる…そういう場所にしていきたいと思っている。

確かに、研究というのは1人で進める場面も多い。だが一方で、研究とは人脈によって活性化されるものでもあるだろう。僕はこの会を、人脈作りを触媒できる場所にしたいのである。

そのようなわけで、「農学系の研究者が互いに人脈を築く」ことを目的とした、第1回めの冬の研究集会を開催する。別に中手でなくとも、参加したい人は学生だろうが歳上の方だろうが構わない。とにかく横方向のコネを作りたい人が来ればよいのである。

日時と場所、参加費用は以下のとおり。

2015年12月12日(土)〜13日(日)、小田原箱根商工会議所にて
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/siminnkaikan/
参加費:7,500円

なお、今回はスペシャルゲストとして名古屋大学の北野英巳教授に来て頂くことになった。

参加を希望される方は東京大学農学研究科の藤本優(amfujiあっとmail.ecc.u-tokyo.ac.jp)まで連絡されたい。

世話人
内藤健(生物研・主任研究員)knaitoあっとaffrc.go.jp
藤本優(東大・特任准教授)amfujiあっとmail.ecc.u-tokyo.ac.jp
山内卓樹(名大・博士研究員)atkyamaあっとagr.nagoya-u.ac.jp

なお、宣伝用のポスターは↓からDL可能。参加者募集に協力してくれる人は自由に使って欲しい。
https://drive.google.com/open?id=0BweNsYBAMJoWUWdzMUx2cDd3Nmc