Driving to Sanannah and Charlstone vol.3: ウクライナ人のナビゲーション

相変わらずユウリはナビゲーターとして助手席に座っていたが,プリントアウトされたディレクションとロードマップが彼の頭の中で全く結びついていないことが明らかとなってきた.
例えば最初はUS78---まあ日本語で言えば国道78号線---を走り,その次に取るべき道はUS1だったのだが,彼はイッタイドコで道を変更すればいいのかについて,全く注意を払っていなかったのである.彼がプリントアウトされたナビを見ながら
「US78の次はUS1を南へ行けばいいらしい」
と言った時,サスガのワタクシも憤慨致し(鳥肌実風味),
「オイ貴様,我々はもうとっくにUS1を走っておるぞ」と.
イチバン恐ろしかったのは,彼がロードマップを開いて道をチェックしているのを横目で見たときである.
彼が指で辿っていた道路は
場所も方向も全然違う道だった.
オイオイ,ソコじゃないよ,とツッコもうとしたとき,彼は諦めたのかロードマップを閉じてしまった.
��( ̄□ ̄;)!! シッカリシロなびげーたー!?
責めて道路地図上の出発地と目的地くらい,分かっててくれヨ…○| ̄|_
しかしそう言えば…途中でワタクシは過去にユウリと交わした会話を思い出した.
ウクライナの道はほとんど一本道だから道路マップなんてイラナイのです」
ということは,つまり,彼は地図が読めない.というか,読んだことがない…?
��( ̄□ ̄;)!! コレが国際理解ってヤツですか!?
別にユウリの責任ではないが,地図が読めないんじゃ話にならない.悪いけど今日限りでナビはクビね.明日から後部座席でガマンしてください.
そしていよいよインターステート(高速道路ね)に乗る.後はこのまま真っ直ぐ走っていれば1日目の目的地,サヴァンナシティに到着ダ,と思っていると,何だか雲行きが怪しい.…続く