Driving to Savannah and Charlstone vol.4:スコール

アメリカの高速道路はメチャクチャつまらない.両サイドを林が囲んでいるため,風景が全く変化しないのである.オマケに道幅も広くて殆ど直線.もう退屈この上ないのである.いくら時間を短縮できるとしても,ワタクシはもう二度とインターステートは使わない.
だが退屈しているワタクシに,ホトケ様はトンデモナイ試練を与えてくれた.スコールである.元々雨が降りそうな気配ではあったが,もう土砂降りなんてもんじゃない.バカデカ粒の雨がバシャバシャとフロントガラスに叩きつけられて,視界は前を走る車のテールランプが時々微かに見えるくらい.ウヒョー!?
それでもインターステート上の車はみんな時速70〜80マイル(120km/h前後?)くらいで走り続るという大胆不敵なアメリカ人たち.
��( ̄□ ̄;)!! んなムチャな!?
ということは,追突される危険があるので,停車はおろかスローダウンするわけにも行かない.かと思えば,道路脇ギリギリのトコロに停車している車が突然視界に入ってきて
��( ̄□ ̄;)!!どないせえっちゅうねん!?
こりゃコッチが追突する可能性もあるわい,と思って,ホントににハザードを出してスローダウンしようとしてみた.しかし…
��( ̄□ ̄;)!!ハザードボタン壊れとる!?(マジ)
サスガ10年オチの我が愛車「内藤号」.直さなきゃ.…とか言ってる場合じゃない.もうこうなったら仕方がない.どうせ道は真っ直ぐである.ココに道がないはずがない,という推測を頼りに運転を続ける.あと役に立つのはバックミラー.後ろの車のヘッドライトを見れば,自分が道を外れていないことくらいは分かるのダ.しかしイツ目の前で事故が起こるかもワカラナイ状況であるため,ワタクシは内心
「ワタクシが早死にするとしたら今日であるな…」
と思っていたことは事実である.似たような状況は日本の高速道路でも何度も経験しているが,久々の運転でコレは参った.本気で手に汗握る約30分であった.
が,それもいちおう無事通り抜けることができた.いよいよサヴァンインターチェンジである.とりあえずガススタで給油&休憩.そしてまた一悶着起こるのであった.…続く.