Driving to Savannah and Charlsotne vol.12:チャールストンシティへ!

いつまでもゴネるユウリを,足の指に挟んだ紙に火を付けるという非常手段で叩き起こし,ユースホステルをチェックアウト.早速チャールストンへ向かう.ぶるるん♪
さて,アメリカではフツウの道でもホトンド高速道路.制限速度は大体90〜100km/hで,マツスグな道が延々続く.と書くと,ドライブ好きな方はウラヤマシイと思われるかもしれない.が,そのような方々に向けて声を大にして言いたい.
アメリカのドライブはツマラナイ
と.ドライブの楽しみはモチロン加速やスピード,あるいはコーナリングなども大きな要素であるが,イチバン大切なのは景色の変化である.国土のほとんどが準平原と化しているアメリカの景色はドコまでも変わらないので,15分ほどで飽きてしまう.やはり山や谷や川や湖や海が次から次へと出て来る日本の景色はサイコー.ドライブするなら北海道がイチバンである.海の幸とか牧場のチーズやアイスクリームもゲキウマイしねぇ.二番手は琵琶湖一週ダナ,なんつっても.
っと,脱線脱線.ハナシを元に戻そう.で,アメリカのマツスグ道路を運転しながら,ワタクシは少し血の気が引く思いをしていた.理由は
バーストしたタイヤの残骸
が,そこらじゅうに転がっているからである.キア.アメリカには車検がないので当然タイヤの空気圧もロクにチェックせずに走っているシトがいっぱい.オマケにマツスグ道路でビュンビュン走るモンだから…死ぬよネ.
自分のタイヤは空気圧チェックしたトコだから安心でも,前の車がバーストさせたらオワリじゃん.ヒア.と言いつつ,ゆっくり安全運転してたわけでは,モチロンない.
2時間ほど運転してジョージア州からサウスカロライナに入り,ソコからチャールストンまではスグ.チャールストンにはナンでも南部だか東部だかで最大の水族館があって,ユウリはソコに行きたいと言う.ワタクシは正直,水族館になぞマツタク興味を惹かれなかったが,祖国に海のない彼にとっては仕方のナイことである.駐車場に車を止めて,さあ,着いたゾ.といったところへ,ユウリが怪訝な顔で言う.
「マズは『観光情報センター』へ行くべきデス.そこで水族館の割引チケットが手に入るデス.地図もあるデス」
先に言えバカモノ.で,ユウリが出した地図を見ると,
モノスゴくスケールの小さい地図に
モノスゴく大雑把に丸が書き込んである.
おいキサマ,コレは海賊の宝の地図か? こんなアバウトな情報で辿り着けというのかね? ちなみにチケットはいくら安くなるのか?
「15ドルのトコロが13ドルになるデス」


却下