さて,ボモサをヒトマワリしてまた川沿いの道に出る.写真がその川であるが,よりこ氏が
「アレ何やろ?」
と指さした先にワタクシが見たものとはっ!?じゃじゃーん.…って,別に大したコトではないのだが,この川の中にゴツゴツと転がっておる岩のシトツに,矢印が書いてあるのである.コレは兎にも角にもとりあえず確認せねばなるまいと,足下に気を付けつつ岩と岩を渡り歩いていくと…
「←ナントカ岩」*1
という道標であった.といっても全然道らしいものはない.しかしその矢印の示す先に目をやると,川の向こう側の岩にまた矢印が.その矢印は山の更に奥を指している.コレは…?
行ってみるっきゃないかあ!!
というわけで,岩をホップステップジャンプしながら川を渡り,山登り開始.しかしこの山道がスゴイ.否,そもそも道なんて呼べるシロモノではないんである.川同様に岩だらけでゴツゴツしてたり,岩がなくてもコレがシトの通るトコロかヨと疑いたくなるような獣道.そんなトコロをTシャツにジーンズにスニーカーという,およそ山登りには程遠い装備で登るワレワレ.で,しばらく登ると再び矢印発見!!またしばらく登るとまた矢印.まるで小学生時代に宝探しと称してウラヤマを探検しておった時のよう.傾斜も急だし足場は悪いし体力的にはカナリ厳しかったが二人してワクワクしながら登り続ける.イッタイこの矢印はワレワレをどんなトコロへ連れて行ってくれるのか…?
岩を乗り越え,河を泳ぎ(ウソ,飛び石を伝って渡っただけ),ぬかるみに足を取られながら,遂に山のテッペンに到着!!おおっ!!
何もナイ!!
景色はキレイだけど….アタリをキョロキョロと見渡すワレワレ.…と,ナンダまだ矢印があった.ソレイケ!しかし…その先にあったものは
ちっぽけなお寺
それも寂れてボロボロだし.うー.まあコンナモンか?苦労して登ってきたんだけどなあ…,と諦めかけたワタクシに,よりこ氏が否と言う.矢印のトコロに書かれてたハングルは確かに「岩」だったと.だからこの近くに必ず,然るべき「岩」があるハズである!ぷん!!と.
そんなワケでちっぽけな寺を出て,もと来た道を引き返しかけたワレワレの目の前に,巨大な岩が!!おおおっ.コレかッ!?
ワタクシがマズその岩に登り,上からよりこ氏に手を差し出す.そして…
わぁー!!
って,別によりこ氏が重過ぎてワタクシが落ちたとかそういうワケではないヨ.ソコから広がる光景が,もうスゴかったんである.ブルース=リーが映画のオープニングで修行してそうな場所とでも言えばよいであろうか.山の上に張り出した岩の上.周囲の山とか河とか平野を全部見下ろしている.きゃー
ワレワレのテンションも一気に沸点に達し,お互いポーズをキメて写真撮りまくりである.特にワタクシの坊主頭はこの場に非常にマッチしており,手を合わせて拝むポーズの写真に,よりこ氏大満足.ホントその写真群を是非見てイタダキタイのであるが,もう少し待ってネ.…続く

*1:ホントはハングルで書いてあって,よりこ氏にも「ナントカ」の部分が解読不可であった