デッキの上でゲラゲラ笑いながら駄弁っておるのはカナリ楽しかったが,風が強くなってオマケに濃い霧が出てきて,服が水を含み始めたので退却.ラウンジに下りるとまだ起きている子供達.で,ワタクシとよりこ氏は再び子供達とワイワイキャッキャ.呆れた韓国男三人は自分達だけで飲み始めた.
で,今回は一人のオトコノコをフィーチャーしたい.先日紹介した「お小遣い事件」の後,一人だけいつまでもワタクシへのタカリを諦めなかった小学生がいた.
オモチロかったのは彼があのテこのテを使ってワタクシからナントカ100円を引き出そうとし続けたコトである.
「チョーダイ,チョーダイ」と叫んでいるダケでは,もはやワタクシがマッタク動じないと判断した彼は,自分の部屋からヒトクチ大のチョコレートを一つ持ってきて,
「コレが欲しいなら100円です」
とキタもんだ.って,どんだけボッタクリやねん.高すぎるわアホ.てゆーかそもそもオカネないし,と例の動作を相変わらず繰り返すワタクシ.すると今度は…
チョコレートを三つ持ってきた
あははは,幾つ持って来られてもナイものはナイんだヨ.ホラ,ナ?と繰り返すワタクシ.
ココで「あはは,子供はカワイイなあ」と思った方は甘い.彼には分かっているのダ.ワタクシが無一文になってしまっているワケがナイ,ドコかにまだオカネを隠し持っているハズである,と.むむむ,ナカナカに利口なヤツである.子供だからと油断はできんのう.
さて,チョコレート三つを持ってしてもワタクシを落とせなかった彼はシカシ,まだ諦めない.次に彼が取った手段とは…
彼はワタクシではなくよりこ氏の方を向き,彼女にチョコレートを差し出してくる.しかし,よりこ氏が「ありがとう」とチョコレートを受け取ろうとするとサッと手を引っ込め,ワタクシにチョコレートを突き出す.そして…
「100円!!」
見事である.
「彼女にチョコレートを食べさせてあげたかったら,100円よこせ」
とゆーコトである.コイツはホントに知略の才があるナと,感心したワタクシ.まーしかしだからと言って,100円は出さなかったワタクシ.もぉコリゴリですもん.…続く.