癒しばっかがクラシックじゃナイヨ,というワケで今回はいかにもベートーヴェンっぽいベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番&第14番&第23番
ベートーヴェンピアノソナタ第23番「熱情」
もうこの曲の第3楽章がスンゴイの!日本人ピアニスト園田高弘(チョー大物.ショパンコンクールの審査員とかやってたりするし)の解説を引用すると

疾風怒濤の感情の嵐、情熱の奔流の終楽章では、その当時のピアノという楽器の概念などを度外視して、狂暴なまでの感情の爆発に終始します。それは楽器の音域の制約を超え、音量の限度までを唸り声をあげて荒れ狂うかの如く、ベートーヴェンはピアノの鍵盤61鍵 の上から下までをかけずりまわるのです。
 最後のコーダでは、実に10回にわたり楽器の最高音を叩き、その後、凄まじい奔流となってピアノの最低音の奈落の底まで、聞く人の心を引きずり込むようです。

もう聞き終わった後に爽快というか何と言うか,思いっきりテンション上がります.ライブでもナイのに拍手したくなっちゃう.この曲は色んなピアニストの演奏を聞いてきたけど,ヒソカにこの園田高弘が若い頃に録音したヤツがイチバンパワフルで燃えてます.他にヲススメと言えば,グルダアシュケナージリヒテルポリーニあたりかな.