その3〜moli-xiongさんに向けて〜

このエントリーを読む前に,必ずid:moli-xiong:20041113とid:moli-xiong:20041114を読むべし.

「世論に対する恐怖」
(近代社会においては)さまざまな見解の相違のために、ある種の趣味や信念をも持っている人間は、ある派閥の中で生活している時は、事実上人間のクズのように考えられるが、他の一派にあっては、彼はまったく正常な人間として受け入れられる。
 故意に世論を軽蔑する必要はない。だが、世論に対して無関心でいられることは、まさに一つの力であり、かつ、幸福の源泉である。

なーんて,いきなりラッセルのコトバから入ってみたり.moli-xiongさんの職場ではいざ知らず,このはてなコミュニティーでは,moli-xiongさんは正常どころか寧ろ魅力的な人物として受け容れられてまっせ,とマズ初めに書いておく.

moli-xiongさんはヘタに男と付き合ったりしませんよね.それは時々揺らぎつつも,やっぱり中国語の勉強のために,もう一度中国へ行きたいから.世の中の多くのヒトはmoli-xiongさんくらいの年齢になってくると刺激よりも安定を求めるものかも知れませんが,そんな世間一般の評価や意見なんてどーでもいいじゃありませんか.ヘタなオトコと付き合って安定した予定調和を得るよりも,とにかく中国へ行った方が,moli-xiongさんは幸福.だから,Dさん(id:moli-xiong:20040831〜id:moli-xiong:20040903参照)も撃沈しちゃった(笑).そんなわけで…moli-xiongさんについて多分,マズ言えるコトは.「中国に行かないより,行った方が幸せ」…ううん,そんなもんじゃないんですよね,きっと.「もし二度と中国に行けなくなったら,moli-xiongさんは不幸になる」と言った方がいいかもしれません.そこまでmoli-xionさんを中国へと駆り立てる理由は,ワタクシには分からないけれど….

んでも,中国に拘るがゆえに生まれる不安がある.
「中国に行ったはいいとして,その後は…?」 
moli-xiongさんも人間ですもんネ.いつまでもヒトリってワケにはイカナイんでしょう.だから,オトコが現れると揺らいでしまう.(ってゆーか,オトコ現れすぎっすよ!!ナンボ魅力的なんすかっ!?ホント,罪なお人だ…)

そんな中,今回現れたS店長ってケッコーいいじゃねーっすか,ワー!と思うワタクシであります.理由は,マズ何よりも既にお互いよく知ってる間柄だし,イロイロと話ができるちいうのはスバラシイ.だってソレは既にお互いが理解可能であることを示してますからネ.てこた,moli-xiongさんが言うところの

私が抱いているようなわがままな結婚観

だって,受け容れてもらえるかも知れません.そしてもうヒトツ,重要なポイントがあると思います.それは,

オレもある意味、身動き取れないから。店の状態考えると、毎週会いに来るなんて出来ないからね

というS店長の言葉であります.「当分の間,お互い恋愛よりも優先しなきゃいけない(優先したい)コトがある」とゆーのは見逃してはならん条件であります.お互いソレが終わったら,二人一緒に…とゆー人生設計,不可能でしょうか?彼は既に「長い目で見てくれ」と言ってます.あとは,moli-xiongさん自身のモンダイですよね.
一緒に暮らす相手として,S店長が役不足なら問題外でありますが,そーでないならば,真剣に前向きに考えてみて悪くないっしょ.「マズは中国語を勉強して,中国に行って,帰ってきてから,一緒に暮らす」というのは,moli-xiongさんにとって,幸福な人生となりませんか.
マズ何よりもS店長ととりあえず話し合ってみて,S店長的にそーゆー計画を受け容れられるかどーかを確認しなければなりませんが,それがOKだったならば,moli-xiongさんの中国行きについてもプラスとなるハズであります.だって,「S店長が管理職に就くまでに,中国行きを完了させる」という,とりあえずのタイムリミットができますからネ.中国行きの決心をダラダラと先延ばしにするコトが出来なくなっちゃうでしょう?ホラ,中国語の勉強のペースが上がりますよ,きっと.
仮に中国から戻ってくる前に二人の関係が終わってしまうよーなコトになったとしても,傷つきはするでしょうが,結局失うモノもナイのでは? ソレに,moli-xiongさんにはナニがどう転んだって最後の切り札「モトダンナ」がいるんですから,もう,本当に,ズルイ!(笑)
…とゆーのは冗談ですが,とにかく,moli-xiongさんの生き方は,決して,


間違ってません!!


と,大声で後押しさせていただきます.ですが,今のままでは,正しいとも言いかねます(ゴメンナサイ).moli-xiongさんの日記を拝見させて頂きながら,このナマイキな若輩者はしばしば思うのでありますが,moli-xiongさんは少し多くのものに縛られすぎ…とゆーよりも,ご自分でご自分を「縛りすぎ」な気がするのです.もっと純粋に,自分の幸福だけを追求してもいいと思います.そんなワケで最後に贈る言葉は,やっぱりラッセルなんですが.

「自制の効用」
自制の効用は列車に対するブレーキの効用に似ている。間違った方向に進んでいると気づいた時には役にたつが、方向が正しい時は、害になるばかりである。

とりあえずS店長が,moli-xiongさんの未来にとって,プラスとなりうる人物なのかどうかを,確認するところから始めませんか.とにもかくにも,ディスプレイの向こう側から,ワタクシは応援しておりますです.