その9〜〜

昨日は「幸福な思い出」とゆーコトバが出てきたので,今日はソレについてモスコシ考えてみる.
ワタクシにとって最も大切な思い出に属するものは,誰かと思いっきり楽しいコトを経験した記憶である.なぜなら,後で当事者同士でそのコトについて語り合って,共有することが出来るからだ.過去の思い出について話し合えるというのは,ソレ自体かなりの幸福感を感じさせてくれるものだとワタクシは考えているが,ソレが楽しい記憶であればナオサラである.思いっきり楽しいコトをするというのは,それは今その瞬間を楽しむダケに留まらず,幸福な過去を作るというコトであり,また将来ソレを語り合う未来をも作るコトに繋がるのダ.一粒で三度もオイシイんじゃありませんかコレ?(モチロン,当事者が死んじゃったりすると,幸福な記憶が却って苦痛の源となってしまうこともまた事実だけれど…)
ソンナワケで,ワタクシは誰かと思いっきり楽しいコトを出来そうな機会を,可能な限り沢山持てるよう努力するコトにしている.いえー♪

村上龍の小説「はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」のラストに近い部分で,主人公ヤザキケンスケとアオキミチコが「もし地球があと一時間で消滅してしまうとしたら,恋人と何をする?」という話をするシーンがある.ヤザキはSEXじゃないだろうな,と言った後,こう続ける.(ってうろ覚えなんで多分メチャクチャ.意味だけ拾ってください)

「多分,話をするだろうな.お互いが共有してきたことを話し合いながら,自分たちが生きてきた足跡みたいなものを確認しながら最後を迎えたいよ.」

ソレが出来れば死に方としては最高だろうナ,多分.
と,多分明日も続けます.よろぽこ♪

はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫)

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