その22 〜頑張れとか,頑張るなとか〜

id:oyoblog:20050221「心の闇」から.

でも、確実に年々病む人、特に若者が増えている、と思う。特に、いわゆる優等生、多趣味な人とかが「あれれれれ?」と言う感じで会社にこなくなる。会社を辞める。

別にそこで学ぶものがなくなったり、次のステップになるなら、さっさと辞めればいいと思う。けど、そう踏み切れる人はある意味、病気にならない。病んじゃうのが、悩んじゃう人。「自分はこんなはずじゃない」「自分はだめだ」・・・・すぱっと自分に見切りをつけられない。別にその仕事だけが人生じゃないのに、他の可能性に目を向けられなくなっちゃうんだよね。

今日相談を受けたのは、こなくなっちゃった子の同期。 「自分が何をしてあげられるか、わかんないんです・・・・」彼女は、か細い声で言う、「私って、優しくないんじゃないんでしょうか。無力ですよね・・・」

前にも書いた気がするが,ワタクシは「最後まで諦めずに努力すれば,必ずイイコトがある」という考え方は好きではナイ.モチロン目標に向けて努力するコトが無意味だなんて言うツモリは全くナイ.ただ「ナニガナンデモガンバルンダ」という考えに違和感を覚えるダケだ.その先に苦労よりも大きな喜びが見えているトキか,あるいはドラクエのレベルアップのように,地道な努力による自分の成長そのもの(デキなかったコトがデキるようになる)を楽しめるトキならば,頑張る意味がある.「何のためにやってるのか分からない」ようなコトに対して,ただ背を向けたくないからというだけの理由で頑張ろうとする人の姿は,ワタクシには痛々しい.
「石の上にも三年」というコトバが有効なのは,「本人が石を温めたい」と思っている人ダケである.「石なんか温めてどうすんの?」という疑問も持っている人には「さっさと降りて来ればイイ」と言って,イケナイ理由があるだろうか.

…続きは明日にしよう.