4 〜うつろひ〜


お互いをよく理解し合った上で始まった恋愛には終わりがナイ,と言うと,やっぱソンナコトもナイ.ワタクシ自身,「親友」と言えるほど親しくしていた友人としての6年間経た後で付き合った相手がいるんですが,一ヶ月で「やっぱり友達としてしか見れない気がする」と言われてブットビ(爆),結局三ヶ月でお別れ(泣).その後もイロイロあって,結局友達としての関係すら修復出来なかった経験があったり…まあ,ムカシのハナシです.
って別にワタクシのハナシに限らず,愛し合ったまま,コノシトとなら一生上手くやっていける,と思って結婚したハズでも,子供が成長した頃には二人の関係がヒエヒエになっちゃってる…みたいな夫婦は少なくないっすよね実際.


相手を思いやり慈しむ心も,時の流れと共に変わってしまうコトがある.相手の裏切りによって憎しみに変わってしまったり,愛情が友情に変わったり,はたまた過去に付き合った相手なんてどうでもいい,と無関心になってしまったり.モチロン,激しく燃え上がる恋から始まったものが,やがて落ち着いて末永く幸せに…なんてコトだってあり得るワケだが.


で…ワタクシは昨日の日記で,「愛も所詮は欲求」と言った.で,「欲求」とゆーのは,当人の事情が違えば変わっちゃうんである.時と場合によって変化するモノなのだ.例えば…そうだなあ〜?


冒険心溢れるオトコの少しデンジャーなトコロに惹かれたものの,結婚して子供が生まれたら少しは落ち着いて欲しい,とか,堅実なトコロに惹かれたけれど,いざ結婚して何十年も一緒にいると,その退屈さに辟易してくる,とか.


チョット前にフラれてしまった友人のハナシを挙げると,その友人のモトカノに新しく好きなオトコがデキちゃったんだが,別れ話の時にこんなコトを言われたらしい.
「見た目も頭の良さも性格も将来性も,全部アナタの方が,今のカレより上なんだけど…」
でも――ココはワタクシの勝手な推測だが――その新しいカレシは,友人には与えられない何かを持っていた.そして,彼女の方はその時,ソレを求めていたのだろう.
つまり,スンゲー乱暴に言っちゃうと,愛するってのは結局「自分がその時必要としているものを与えてくれる」ヒトを愛する,んじゃないのかな.(こコには『与えたい』という欲求を満たす機会を与えてくれる,という意味も含めとくヨ?)


余談ながら付け足しておくと,二人の関係が長続きする場合は,お互いの変化に応じてGIVEやTAKEの中身を変えていくコトがデキるってのが重要なのカモ.とすると,愛しているから相手の変化に合わせて自分を変えるのか,自分の変化に相手が合わせてくれるから愛するのか,ってのも気になるトコロ(まあ多分両方)だけど,ソレは今のワタクシの手に余るモンダイなので放置しとこう(笑).


…何にせよ,状況が変わって二人の利害が一致しなくなったとき,愛は終わりを迎えてしまいそうですね.そしてソレは多分,オトコとオンナの間にある愛ダケじゃなく,家族愛とか友情とか,ごく一般的な愛情についても当て嵌まってしまうんでなかろうか.


だがそのハナシに入る前に,また自分の過去の経験を綴ってみようと思う.