さて、人影のマッタク見当たらぬ禅宗空間にてゴロゴロしておったのでありましたが、正午を半時間ほど過ぎようという頃に他の参拝客様が参られ申した。ソコでワレワレも体を起こし、ハラも減ったとゆーワケでそろそろお昼に致しましょうとゆーコトに相成り申したワケでございます。


目指すは花背そば!!⇒http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kinki/Kyoto/guide/0102/M0026002489.html
店内の様子は、コチラ⇒http://j-boy.blog.ocn.ne.jp/jboy/2005/05/post_c931.html


さて、実はこのジイ、ナニを隠そう本当はただココのお蕎麦を久しぶりに食いたかったがために、いやサそのためダケに、ヒメを山里に連れ出したのでございました。高山寺と常照皇寺はハッキリ言ってヒマツブシ、だって午前八時に迎えに参れと申されたのはヒメですから。本日のコースは道路地図を広げて五分で決めたモノだったのでした。


とゆーわけも何もございませぬが、とりあえずは店に入ってお座敷に通していただきまする。この蕎麦屋、向かいに伝統工芸工房「花竹庵」なるモノがございまして、漆塗りの食卓、染めや刺繍の施された座布団、また様々な器等々、全てコチラのワザモノが使われておるのでございます。したがって冷たいお蕎麦が一杯で1500円とお値段は少々高めですが、ケイタイは圏外とゆー京の山奥の風情、ワザモノの品々、そしてナニより山椒が打ち込まれた絶品のお蕎麦を食するコトがデキるとなれば、このお値段はマッタク妥当であると結論せざるを得ぬと、ワタクシめは声を大にして申し上げたいのでございます。もう、ね、このお蕎麦をクチに運んだ瞬間にパッと広がる山椒の風味、マジで溜まりませぬぞ。


…ハナシを戻すコトに致しましょう。注文を済ませて待っておる間、ヒメのお目に留まりましたのは、卓上に置かれた「蕎麦金平糖」。ビンに詰められてその上には「おひとつどうぞ」の文字。ヒメはおもむろにコレを手に取られ、蓋を開けて匂いを嗅ごうとされたのですが、その瞬間に…




 ハックション!!




 どんだけベタやねん!!


ワタクシめはもう笑いがバクハツしてしまいました。あんまり笑ったので女中どのが様子を確かめに来られたほどでありましたよ。マッタク、ジイ、笑いすぎ。


さて、マズ食卓に運ばれて参りますのはお漬物、蕎麦味噌、ソレに食前酒であります。って、あっ…


…続く