そーいや去年の今頃も。

今週は朝六時までに起きてさっさと家を出る日が続く。日が短くなった今日この頃。家を出るときにはまだ真っ暗だ。
そして野洲川という滋賀では最大の川を渡る頃に日が昇ってくる。川霧に煙る川を遡った向こう側、山の端から顔を出した太陽が全てをオレンジ色に染めていく。川の水面は日の光を反射し、堤防に立ち並ぶ木々は真っ黒いシルエットとして浮かび上がるのだ。

その景色を見ながら、二年前のこの時期のことを思い出した。あのときは渡米前で、その準備としての実験をこなすために、日の出前に家を出て大学へ通っていた。毎日橋の上から朝日を見ていたんだっけ。


オシ、今日もがんばろ。


そう思った。