夕方になって・・・

夕方頃からよーやく雪も溶けてきたので車を走らせると、ちょうど夕日の眩しい時間であった。雲だか雪だかを透かしたせいで、輪郭がハッキリしない夕日。しかしそれでいてキョーレツな光を放つ夕日。空一面には引き千切って投げつけたような雲。車を走らせながら、その光景に惹きつけられて目が離せなかった。圧倒的に美しかったのだが、見ていると何だか胸が騒ぐようなカンジだった。BGMに掛けていた音楽がMANIC STREET PREACHERSだったのも良くなかったかも。ネガティブな言葉が、頭の中をぐるぐる回る。

雪が降る
その向こうに沈む夕日
ピントがボケたようにぼんやりしてて
だけどギラギラ光ってて
オレンジ色なのに冷たくて
まるで悪魔の瞳のような――


引き千切られた雲
その中で輝く冷たい夕日
みんなに馬鹿にされて
誰にも相手にされなくて
一人で泣き叫んでいるような
誰かに見てもらいたくて
ものを投げつけ
叩きつけているような
冷たい世界の中
一人で何かを溜め込んで――


それは他の誰でもなくて
そう
僕が冬の夕日に見たものは
それは幼い僕の姿
少年時代の
僕の姿


うむ、確かにそんな時期があった。どーしよーもなく不器用で、孤独で、自分のよーな人間にはゼッタイにシアワセなんてやって来るハズがナイと思ってた。まあ、なんとゆーか、うん、若かった。世界が冷たいか温かいか、それは自分の心で決まるものだからね。それを1600年前には明確に把握していた唯識派はスゴイ。ヴァスパンドゥばんざい。


って、何のハナシだっけ?まあいいや、今日はここまで。あ、そうそう。いちおー聞いてたCDはコレね。


This Is My Truth Tell Me Yours

This Is My Truth Tell Me Yours