まだ続いている日曜日

伊勢丹の地下には,ワレワレの期待通り「ホワイトデーステーション」なるものが創設され,ソコにはGODIVAやピエール=マルコリーニやらジャン=ポール=エヴァン等々,有名ブランドのチョコーレトが軒を連ねておった.ソコまでは良い.以上だったのはソコに並ぶオトコドモの長蛇の列,列,列.いや,オトコがチョコレートの行列に並んでいるコト自体はどってことない.モンダイは,並んでいるオトコドモの格好が,明らかに高級チョコレートと釣り合っていないとゆー事実である.彼らは高級チョコで女の子タチにカッコツケたい一心なのだろーが,目の前に広がる光景が余りにもカッコワルくて,ワタクシは一気にテンションが下がってしまった.


しかしこの事態はイッタイ,どーゆーことなのだろーか?

お目当てのオンナノコを喜ばせるため,とゆーかお目当てのオンナノコにおける自分のポイントを挙げるために,人気ブランドのチョコレートを,長い行列に並んで,苦労の末手に入れる


とゆー物語が欲しいのだろうな恐らく.しかし彼らの目論見が功を奏するかどーかは,なかなか疑わしいよねぇ.


だってさ,ココの売り場だけでも既に何百人ってオトコが同じ商品を買おうと群がっているわけで,他のデパートでも同様に沢山のオトコドモが行列をなしているコトくらいはカンタンに想像できてしまう.ましてや去年も一昨年も同様の事態となっておったであろーと考えれば・・・


お目当てのオンナノコには類似品がいくつも届けられる,あるいは届けられたコトがあるであろう.そしてもっとザンネンなことに,相手がイイオンナであればあるほど,その可能性は高いのである.贈り物には普段から慣れておかないと,贈り物で他のオトコと差を付けることは難しいと思っておいた方がよろしい.誕生日と何かの記念日くらいにしか贈り物をしないヒトは,自分のセンスを売り込もうとするより,相手の欲しがるモノをそのまま送った方が余程効果的だと思われ.


そんなわけで,ホワイトデーステーションからは距離お置いて品物を物色するワレワレ.


実のトコロ,ワタクシはパイを探していた.何でパイやねんって?だってさ,ホワイトデーは3月14日でしょ? 3.14だから円周率,すなわちパイ.


でもそんなネタ商品など売ってません東京.ナニがお笑いブームだ,何にも分かってないじゃないかバカヤロウ.しかたなく,値段は安めだがオサレ感タップリの品を買って帰る.コラ,ナユタ!マネをするんじゃない.


その後小田急で本厚木まで戻って夕食.シゴトがシンドイ,と言うナユタにワタクシはヒトコト.

「じゃあ,やめれば?」
「勇気があれば辞めますけどね」
「大丈夫ダイジョウブ,辞めますって『言う気』があればええんやろ?」
「そんな言葉遊びは要りません」


それからお袋のウチへ,そして車で滋賀へ.週末終わり.