その58〜実はGIVEした瞬間に自分はTAKEしている〜

前回は,他人に対して「自分のために〜して欲しい」と願うことは単なるエゴである,とゆー結論であった.今回はしかし,「無償の愛」とゆーモノもまた幻想であるコトを書いてみたい.


ヒトはよく「GIVE & TAKE」というコトバを口にするけど,ソレを口実にして「こないだは○○してあげたんだから,今度はキミがボクに××してよ」とゆーのは,不当な要求なんだよね.ナゼなら,実はアナタは「○○してあげる」というGIVEの行為を行った瞬間に,既に相手からTAKEしているから.


どーゆーことかって?


好きなヒトに贈り物をした時にさ,相手が「うわー,ありがとう.嬉しいよ」って笑ってくれたらそれだけでハッピーでしょ? コレって物質的にはGIVEなんだけどさ,精神的にはTAKEなワケ.だから,「無償の愛」なんて存在できないワケです.愛情とは何かって言ったら,そりゃアナタ,アレでしょ,タイセツなヒトの笑顔を見るのが嬉しいってコトですから.だから笑顔というTAKEが得られなくなってしまった時,愛情は挫折の危機を迎えるコトになる.相手の作ってあげたご飯を当たり前のような顔をして食われた時,とかね.


なわけで,相手の喜ぶ顔を見たくて贈り物をする人はシアワセだけど,相手の心を自分に向けようとして贈り物をする人は不満が溜まってしまうのね.それは物質的な対価以上の「エゴイスティックな」要求をしてるってコトですから,コレじゃダメだよ.ダメ,ダメ.


むー,時間だ.今日はこんだけ.明日は補足事項を.