その62〜愛情について,3〜

とりあえずラッセルのヒジョーにシニカルな文章を,今日も引用.

'最良の種類の愛情'を定義することは、必ずしも容易ではない。なぜなら、明らかに、愛情の中にはある程度'保護的な要素'があるからである。私たちは、愛する人たちの苦痛に無関心ではいられない。しかし、「起こり得る不運に対する気遣い」は、「実際に起こった不運に対する同情」とは異なり、最低限に抑えるべきである、と私は考える。'他人のことを心配すること'は、'自分自身のことを心配すること'よりも、わずかにマシなものでしかない。他人に対する気遣いは、しばしば'所有欲のカムフラージュ'になっているからである。即ち,他人の不安をかき立てることによって、他人をもっと完璧に支配する力を得られると期待されるからである。これは、これまで男性が'臆病な女性'を好んできた理由のひとつであることは、言うまでもない。なぜなら、男性は女性を保護することによって,女性を所有するに至ったからである。


で,臆病な女性があまり好みでないワタクシは苦労する,と.だってね,ワタクシは他人を支配したくないんですよ.支配されるのがイヤですから.・・・って何のハナシよコレ?やべー,全然幸福考じゃなくなってんじゃね?

・・・とりあえず六月になればこの多忙さから解放されるんで,そしたらまたちゃんと書きます.ごみん.