さて,瀋陽に入って二日目.この日は九時から五時まで,丸一日かけてゼミである.午前は教官,午後は学生.我らが京都大学組みは,教官も学生も英語でプレゼンするなんて初めての人間が殆ど.だから,中国人の教官や学生がどれくらい英語が出来るのか,みんな気になってしょーがない.そしてそんなワレワレを,更なるプレッシャーが待ち構えていたのだった.


朝,バスに乗ってホテルを出て,瀋陽農業大学へ.大学に到着してから案内された部屋に入ると・・・

��( ̄□ ̄;)!!OMB!!(おーまいぶっだの略ですよ念のため)



なんて立派な横断幕がっ��( ̄□ ̄;)!!そして大学院の委員長とか副委員長とか,お偉いさん方が次々に「よーこそ」とアイサツにやって来る.ほぅわぁ〜,ウチと徐先生の研究室の二研究室の交換ゼミだと思ってたのに,全学を挙げて歓迎されている.聞きに来ている学生達も百人以上いるし.えらいこっちゃ.


しかしいざセミナーが始まってみると一安心.北京あたりならいざ知らず,瀋陽農業大学にはマトモに英語ができる教官も学生も皆無であった.ま,日本側の発表はみんな原稿を読むだけだから,本番でもいくら緊張したってどってことない.読むだけで終わるからね.中国側の発表は,スライドに書かれている文章を丸読みしていただけだったし,どってことない.ワタクシの英語はショウジキ言ってアメリカでは全然大したことないレベルまでしか上達しなかったのだけど,この場ではダントツ.で,まあ,目立ってきたワケである.しかし実際の発表では少々練習不足で,何度か次のセリフが出てくるのに時間が掛かってしまったのと,瀋陽農業大学では分子レベルでの研究にはそれほどチカラを入れていないらしく,もっと基本的なハナシからプレゼンを始めるベキであったというのが反省点.実際,あとで中国人の学生に「オイラの発表どーだった?」と聞いても,英語が上手ですねって反応が圧倒的に多かった.


ゼミが終わると晩餐会.



うまーい.そして歓迎はまだ続く・・・のだが,ココで再びカルチャーショックを受けたのだった.