読破

ラッセル幸福論 (岩波文庫)

ラッセル幸福論 (岩波文庫)

何十年も前に廃刊になっててガッカリしてたんだけど,いつの間にやら復刻されてたらしい.喜び勇んで購入,水戸に行ってた二日間で読んじゃったよ.まあ内容はほぼ知ってたからアレですけど.

中庸と言うのは面白くない教義である.忘れもしない,私も若いときには中庸を軽蔑と憤りを持って退けたものだ.なにしろ,当時私が賛美したのは英雄的な極端であったのだ.しかし,真理はいつも面白いわけではない.一方,面白いというだけで信じられているものも沢山あるが,実際には面白いという以外に有利な証拠はほとんどない.中庸が一つの適例である.つまり,中庸は面白くない教義かもしれないが,実に多くの事柄において真実の教義である.


ははーってカンジです.それにしてもラッセルの説くところは,老子や釈迦の説くトコロと本当によく似通っている.コレからもコイツを基にした幸福考,続くと思います.・・・時間さえあれば.