読破
- 作者: B.ラッセル,安藤貞雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1991/03/18
- メディア: 文庫
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何十年も前に廃刊になっててガッカリしてたんだけど,いつの間にやら復刻されてたらしい.喜び勇んで購入,水戸に行ってた二日間で読んじゃったよ.まあ内容はほぼ知ってたからアレですけど.
中庸と言うのは面白くない教義である.忘れもしない,私も若いときには中庸を軽蔑と憤りを持って退けたものだ.なにしろ,当時私が賛美したのは英雄的な極端であったのだ.しかし,真理はいつも面白いわけではない.一方,面白いというだけで信じられているものも沢山あるが,実際には面白いという以外に有利な証拠はほとんどない.中庸が一つの適例である.つまり,中庸は面白くない教義かもしれないが,実に多くの事柄において真実の教義である.
ははーってカンジです.それにしてもラッセルの説くところは,老子や釈迦の説くトコロと本当によく似通っている.コレからもコイツを基にした幸福考,続くと思います.・・・時間さえあれば.