読破

昨夜は小池真理子の方を読んで涙す.でも五十代の人間の心に共鳴してしまう僕の精神はそこまで老けちゃったんだろうか.
村上龍冬の花火」も小池真理子「時の銀河」も,強烈な光を放っている人間が死んで,それが人の心に色んな波紋を残す.特に「冬の花火」ではそういうシーンが随所にあって,僕自身の過去の出来事をいくつも思い出さされた.
どちらもラストシーンが素晴らしい.まさに「美しい時間」という感じ.