読破
道元―自己・時間・世界はどのように成立するのか (シリーズ・哲学のエッセンス)
- 作者: 頼住光子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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一般に「悟り」というと静的なイメージがあると思うが,道元は違う.動的なのだ.道元は修行をし続けることこそが悟りだと言った.ちょうど,水が流れ続けていなければ渦が出来ないのと同じように.
しかしそれにしても,一旦解釈したテクストを解体し,それを別の文脈から再び解釈し直して別の意味を読み取る・・・ってデリダの「脱ー構築」じゃない?読み取られた意味はすぐに固定化を起こしてしまうので,新しい解釈は再び解体され,読み直されなければならない.デリダは,そう言ったのだった.