でも収穫は多く

本来,筑波に行く予定なんて無かったんである.共同研究でやっているアワの実験で,「世界中から採集された粟のDNAが筑波にあるからそれを送ってもらいましょう」という筈だった.でもその筑波におられる先方が「あまりにも多忙のため・・・」と,どうしても手が回らない様子.せっかちな僕は「じゃー取りに行きますから」というわけで空いたスケジュールにブチ込んでしまったわけである.前日にはかなり後悔していて,「めんどくせ〜!」と叫んでいた次第である.


しかし,実際に現地に行き,相手と顔を突き合わせてれば親しみも湧くというものである.先方の責任者の方には顔も覚えてもらえたし,「またいつでも来なさい」的に歓迎され,そこの研究員の方々とも仲良くなったし,何よりもそこでイネゲノムのメチル化について研究している人がいて,僕が今まで全く関知していなかった手法について情報を得ることができた.その手法を使えば,僕が今までずっと気になっていたことが3日で解析できてしまうのだから,そりゃ興奮しましたよ.僕の研究課題を売り込んだところ向こうも興味を持ってくれたことだし,あとはお互い上のOKさえ出れば,またもや共同研究の立ち上げである.・・・ぐわー大変そう.
でも超面白そう♪


そんなわけで,五月半ばに再び筑波へ行って,プレゼンである.虜にしてやるぜ.