月曜日

フェンは朝からビクビクしている.ボスに「調子はどう?」と聞かれて思わず立ち上がり,「We're fine!」と答えてしまい,ボスが立ち去ったらフーッとため息を吐いている.全く,見ていられない.

というわけで,フェンは置いておき,機を見て1人でボスの部屋に向かい,先週の金曜に高転びにコケたことを正直に話す.途中までは間違いなく上手く行ってて,最後の段階で予想してなかったエラーが起こったらしいこと,原因はいくつか考えられ,いずれの場合にも対策を打つことは出来るが,明日の結果を待たないことにはどうしようもないこと,サンプルの準備完了にはもうしばらく時間が必要になったことetc...

ボスは意外なほどすんなりと話を聞いてくれた.それどころか「全ての問題がクリアになるまで,徹底的に時間を掛けなさい」とまで言っていただく.

これでフェンの先走りの問題はすっかり解決である.今後は余計なプレッシャーを感じることなく問題解決に打ち込める.僕を知る人にとっては笑い話にしか聞こえないかも知れないが,やはり正直は最高の徳だと思った.