思わぬサポート

天、自ら助くる者を助く

天、自ら助くる者を助く

↑これ,恥ずかしながら,親父の闘病記である.確か500部だか1000部だけ刷って,知人や親戚の間だけで回しきったもので,書店には出回っていないはずなんだが・・・アマゾンのユーズド商品に出品されてるというのはなかなか切ない話である.しかも4人も・・・誰だよバカヤロウ.


・・・ってそういう話じゃなくて.


先月一時帰国した際,彼女を伴ってお袋の家を訪ねたわけだが,そのときにお袋が「最後の1冊だけど」とか言って彼女の荷物を増やしてくれた.

でまー彼女は今月の3日から8日まで国際学会だったわけで,だから直前まで準備が忙しくてページを開く余裕はなく,彼女が学会に行ってる間も,部屋にそのまま置かれていたわけだ.・・・った筈なのだが.


彼女が学会から自宅に帰るや否や,彼女のお母さんが

「あれ,読んだわ.もうメッチャ感動した」

とか言って,遠慮なくネタバレトークを展開してくれたそーだ.


・・・という話を今朝,彼女とスカイプをしていて聞いて笑っていたのだが,そのときに彼女のお母さんが部屋のドアを開けて

「読んだって言っといて」

と念を押しにきたのだから益々笑った.


いやー,しかし,思わぬところで僕のポイントまで上がってしまったようである.死してなお息子をサポートしてくれるとは,ありがたやありがたや.あ,もちろんお袋にも.