ウソを吐く

昨日のサプライズパーティーだが,企画者は「ジュンイチに,夕方6時くらいにあなたのウチに来るように言っといて」なんて恐ろしく困難なことをあっさり言ってくれた.本人にそのまま「今日6時にオレんち来いよ」とか言うのは不自然過ぎである.しばらく考え込んだ末,マコトをダシに使うことを思いついた.彼は最近恋に失敗してしまったので,その傷心パーティーという名目にすればよい.

「おー,もしもしジュンイチ?こないだマコトがフラれよってさー,傷心ぱーちーやるから,お前も来いよ」
「あー,分かりました,顔出すくらいならいいですよ」
「オシ.んでさー,明日は月曜やし,あんま遅くなんのもアレやから早めに始めたいんやけど,お前何時に来れる?」
「6時か7時くらいには行けますよ」
「オッケ.ほんなら酒と食い物用意して待ってるわー」

ちなみにマコト自身は,就職活動のためボストンに行っており,そもそも街にいなかったりして.真っ赤なウソをつくのは難しいけど,真実を混ぜ込めば何とかなるわけで.

最終的に全部で12,3人は集まったかな.ワイワイガヤガヤゲラゲラと,いい感じで盛り上がったと思われ.