読破

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

僕の人生に最も大きな衝撃を与えた小説じゃないかなー.新訳が出たって話題になってたんで,冬に日本に帰った時に買ってきた.とりあえず1巻だけ.旧訳を読んだのは九年ほど前のことだけど,やっぱり面白い.神はないのか?もし存在しないとすれば人間の道徳はどうなってしまうのか?それでも人間の良心は残るのか…?同時に,ドストエフスキーは人間の自尊心や情熱的な欲望についても鋭く描き出す.僕はこの小説を読みながら,「自分という人間」を初めて深く見つめることが出来た気がしたもんだった.続きも読みたくなってしまったので,次に帰ったときに全部買ってしまおう.