久々にカズミの日記を見たら.

三年前,最初にアメリカに来たときに出会った日本人留学生,カズミの日記を見てみたら,知らん間に彼氏とか出来てたみたいである.おおっと...

と思ってページをスクロールすると,先月から今月上旬くらいまで調子が悪かったようだ.で,ついでに精神的にも何か疲れてたようである.お気の毒に...

としかし,9日の日記をパッと見て気になった部分をあげておく.

何をしても心から楽しめないし、プラス思考になれず、それどころかどんな小さなことにも不安になって、怖くて前に進めなくて、そういう自分がほんとに嫌で…っていう悪循環におちいってました。

これはカズミが無意識のうちに,「楽しまなきゃいけない」「プラス思考でなきゃいけない」「小さなことで不安になったりしちゃいけない」「前に進まなきゃいけない」というルールを自らに課してしまっている,という読み方が出来ると思う.こういう無意識に刻まれた「禁止」は,「これが出来てなきゃ自分の存在価値がない」という圧迫感を呼んでしまう.「何か楽しめなかった」と思ってしまっただけで,楽しめていな自分を「こんなんじゃダメだ」と思い,余計に無理して楽しもうとして,逆に却って疲れてしまう.

こういう思考パターンの根は深いが,基本的には「何かの役に立っていなければ存在価値がない」という信念に基づいている.同じ日記中に書かれている

仕事が忙しいのは、私の力不足のせいじゃないか。
私をフォローしてるせいで、チームのメンバの負荷が大きくなってるんじゃないか。
友達は、私と一緒にいて楽しいと思ってくれているだろうか。
私は恋人の負担になっていないだろうか。

というような.

でもな,カズミ.カズミは他人の仕事が遅れて誰かがフォローしなくちゃいけなくなったとき,その遅れた相手を心の中でお荷物扱いしたりするかな.しないだろ? 友達がカズミに「私と一緒にいて楽しい?」って聞いてきたら,どう答える?「何言うてんの,楽しいから一緒にいるんやん」って答えるよな,きっと.んでさらに,彼氏の表情がイマイチ冴えなくて,内心どこか辛そうな雰囲気だったらどう思う?「そういうときこそ頼って欲しい」とか思ったりしないかな. カズミにそういうことが出来るのは,カズミって人間が世の中でも特別思いやりがある素晴らしい人間だからってわけじゃないよな.じゃ,他人様にだって出来ることだよな.

だから,もーちょっと他人に期待してみようぜ.もし誰かがカズミの期待に応えてくれたとしたら,それだけでカズミには存在価値を認めてくれてるっていう何よりの証拠だろ.で,それはカズミの彼氏が証明して見せてくれるだろーさ.