彼氏・彼女をどれくらい拘束するか

id:ain_edとナオミは案外相手の浮気が心配らしい.ナオミも時々怖い日記(id:ain_ed:20080520)を書いてるし.彼ら的には,「他の異性と二人で行ったらアウト」らしいが・・・.
僕の彼女は,僕が他の女の子とご飯を食べに行ったりすることには抵抗ないらしい.僕もその辺は全然オッケーだと思っている.
でまあ,彼女の言葉に甘えて,というわけでもないのだが,僕はいい女がいれば平気で振り返るし,身近にいる女の子とちょくちょくお茶や食事をする.どちらかというと彼氏がいる女の子の方がいい.いろんな女の子から恋愛の話を聞いて,女性が本当のところ何を男に求めているのかを学習すれば,その成果を本命の彼女に実践できるからだ.やっぱりグッとくるほどの女は,心の中に一人だけなんだぜ.

相手が他の異性と食事に出かけたり,メールをしたりすることを極端に嫌がる人がいるが,それは単なる「支配欲」や「独占欲」と言うよりは,「相手を失うことへの恐れ」に過ぎないことも多い.メールや食事を禁止してしまえば,浮気が起こる可能性を潰すことが出来ると考えるわけだ.だが当たり前だが,そんな単純にいくわけがない.

村上龍がどこかで「嫉妬とは,自信のなさだ.相手にとって自分が最も大切な存在だという自信があれば,嫉妬する必要なんかないからだ」と書いてたのを読んでナルホドと思ったことがる.僕は,彼女に対して,他のオトコには不可能なものを提供してあげられるという自信がある.それに彼女にとっても,僕以外の男と時々接している方が,「僕の良さ」は際立つはずだ.もちろん欠点もより明確になってしまうだろうが,所詮長所も短所も,他人との比較ナシには判別することなど出来ない.彼女にとって僕が「僕」であるためには,「他の男たち」の存在もまた必要不可欠なのだ.もしも僕が彼女から「周囲の他の男たち」を排除し,僕とだけ接するように仕向けてしまった場合,いつの日か彼女は「どうして僕を好きになったのか忘れてしまう」かも知れない.僕には,その方が余程恐ろしく思える.
それに拘束が厳しければ,相手はただ拘束されているからという理由だけで,解放を求めて逃げ出してしまうこともあり得る.北風になるよりは,太陽であった方がいい.結局相手の浮気を防ぐには,自分の魅力を磨き続けること以上に優れた方法は存在しないのだ.

最後に思ったのだが,もしも「相手が大切だ」ということを,「他の異性を大事にしない」というカタチでしか表現できないとしたら,それはもの凄く寂しいことなのではないだろうか.恥ずかしくても,まずは相手に直接伝えるところから,である.