帰国中のあれこれ

 10日に成田着,その日は神奈川のお袋の家に泊まる.

 11日,母の旦那の車を拝借して滋賀の実家へ向かう.えっ,土曜日?もしかして高速道路1000円? それは全然ラッキーじゃない.見よ,この交通量.天候も快晴とあって単車も多い.ああこれは絶対...ほら,事故渋滞だよ.14kmのどん詰まり...と思ってたら割とすぐに流れ始めた.おおこれは事故者の撤去作業が終了したんだなー,と思ってたら5分ほどでまたどん詰まり.もしかして...と思って交通情報を聞いてみたら案の定,最初の事故の3km先で新たな事故.1000円高速道路なんていらない.8800円でもいいからスムーズに流れて欲しい.
 結局7時間掛けてようやく滋賀に到着.しかし休む間もなく,礼服に着替えて京都へ向かう.そう今日は友人の結婚式.そしてその前に彼女と少し出かける約束があったりして....って,あれ?冬に買ったばかりの革靴が見当たらない.まだ一回しか履いてない,3万いくらのクツさんが...もしかして弟か?電話する.
「お前,玄関に置いてあったはずのオレの革靴知らんか」
「えっ あれアニのやったんか?」
「やっぱりお前が持ってっとったんかい」
「てゆーか会社の営業でとっくに履き潰されてもうてるで」
「はぁ!?おま,ちょっ,オレまだ一回しか履いてなかったんやぞ,あれ!」
「残骸で良かったら返すけど」
「いるかアホ」
・・・と口では言いつつ,爆笑してしまった僕.だって僕の慎重183センチ,弟168センチ,足のサイズだって随分違う筈なのに...何でもう潰れるほど履いてんだ.あまりにもあり得なさすぎる.とりあえず,僕の3万円は星になったらしい.下駄箱からまだ履けそうな革靴(多分弟の)を発掘し,無理やり足を突っ込んで出かける.
 彼女との約束と結婚式はとりあえず両方無事こなす.結婚式は場所が狭かったせいか,立食会形式.それが原因だろう,幹事の皆さんが一所懸命企画していたと思われるあれこれは誰も聞いちゃいねえ状態になってしまってた.でも新郎が最後に歌った「バンザイ」で一発逆転サヨナラ満塁ホームラン.幹事はもう完全に空気.
 式の後は学部生時代の旧友と飲みに行くも,帰りの電車に乗り遅れるという痛恨のミスを犯す.いや,まだ終電が20分後にあるのだが,それでは午前零時に間に合わない.そのまま彼女の誕生日を地下鉄のホームで迎えてしまう.何しに帰って来たんだ,僕.でもまープレゼントが好評で良かった,よかった.
 
・・・つづく