逆に、言われてしまった

今年から社会人になった後輩(♀)に久しぶりにメールをしてみた。彼女は僕がアメリカに行ってから研究室に入ってきたので、直接面倒をみたとかそういうことではなかったのだが、今年の3月に大学の出身ラボに遊びに行ったら「来週には卒業するので、最後に内藤さんの連絡先を教えてください」とか言われたので、ケータイの番号とアドレスを交換していたのに、そーいやアイツ一回も連絡してこねえ!てっきり僕のファンだと思ってたのに!!

…ということを、昨日別の後輩と晩飯を食っているときに思い出したので、こっちから送ったわけである。

そしたら何だか昔の話になって、あのときは内藤さんのおかげで変わることができました、と。お話できる時間は短かったけど、凄く濃い時間でした、あのラボに入って、内藤さんと会えてよかったです・・・

みたいなことを言われたのである。あんまり嬉しかったんで、何度もそのメールを読み返してはニヤニヤしてしまった。思わず、彼女が前日の日記を読んだ上で僕にメールしてるんじゃないかと疑ってしまったけど、平日は多忙だから週末にまとめ読みしてます、とのことだった。余計ビックリした。お前、このタイミングでかよ!と。

早速嫁に電話して、聞いてくれ、僕の自慢話を!と一部始終を話すと、

「ほんまにけんくんは人気者よねえ〜。でも、彼女がその言葉をけんくんのお葬式で話してたんじゃ、今のけんくんの喜びは絶対あり得へんもんね」

そう、自分がやろうとしていることを、今回は逆にやられてしまった。でも、こんなに気分がいいものなら、やっぱり伝えるということは大切なのだ。その言葉が、遅すぎる言葉になる前に、ね。