My wife in Seattle

先週だったか、嫁は職場で定期的に行われている研究セミナーでいきなり発表させられることになった。嫁は既に論文も結構書いてるし、アメリカの学会で表彰されて、現場で記者会見をさせられてりしていることもあって、英語も結構できると思われてたりするんだけども、少なくとも今の段階ではお世辞にも英語ができるとは言えない。苦笑

そんな嫁が、しかし、英語に自信もなく、不安とプレッシャーでいっぱいの中、スライドの準備をして、リハーサルも何度も繰り返し練習をして、研究室の秘書さんに頼んでプレゼンの原稿を読み上げてくれるよう頼んでそれをiPodに録音して家と職場を行き来するときに聞いたりして、周囲からは「えっ、そこまでしなくてもいいんじゃない?」とか言われるほど、本当に一生懸命頑張ってて。僕は嫁に「失敗しても大丈夫、死ぬわけじゃないし、一年後にもっと上手に英語でプレゼン出来るようになったらそれでええねん。問題は質疑応答やろうけど、それはまあ今回のところはボスに助けてもらったらええわいさ」とか言いつつも、でもそんな努力家でガンバリ屋さんなところがいいんだよね、と思ったりもするわけで。

そして本番、やっぱり質疑応答でコケたらしく、年配の先生にイライラされてしまったと。嫁からのメールには「くそーっ(涙)」とある。本気で悔しくて、目に涙が浮かんでいる嫁の姿が目に浮かぶ。でも、何かが上手くいかないときに本気で悔しがる、嫁のそういうところも、僕はいいなと思うわけです。応援してくなっちゃう。

一緒にはいてあげられへんけど、そんなアンタが好きやから、僕は全力で応援してるで。

という言葉は、多分、きっと伝わったはず。