火曜日

やっぱり、結局、上司の科研費でえらい目に遭った。上司は今日からカンボジア出張。来週いっぱいまで戻らない。ネットも電話も通じない。そこへ、事務の人が来て「上司さんの科研費申請書、訂正があるんですけど。少しだけなんですが」。
で、僕が答える。「あー、あの人今日からいないんで、僕が対応しますけど。いちおうe-rad(申請書のオンライン登録システム)のパスワードとか教えてもらってますし」と言って受け取ったものの、科研費申請用のオンラインシステム上には、PDFファイルしかあらへんがな。申請書自体はワードファイルで作ったものをアップロードするシステムなのだが、こ、これは・・・最終締切明日だぞ、おい。。。

確かに初めこそ僕が書いた。けれども、さすがにそこから上司が書きなおしている。で、その最終版を僕はもらってない。共同研究者の人なら持ってるかも?と思ってその人にメールしたら、ヴァージョン2でしかなかった。パッと見ただけでも、PDFになっている提出版には程遠い。。。っていうか僕の上司、共同研究者にすら見せずに提出してやがったのか!さすが僕らの上司、愛すべきイイカゲンオヤジだぜ!

とか言って秘書さんの笑いを取っても仕方がない、もう上司のパソコンを勝手に開けてファイルを探し出すしかないな、と思って、上司のデスクトップの電源入れて・・・あーっ、いい加減なクセに、こんなところだけはパスワード設定してるし。でもログイン画面に「パスワードのヒント:The Book」って表示されてたから、これは上司の著書タイトルに違いないと思って、幾つか試して、ビンゴ!さすがだ、この甘すぎるセキュリティ。

あー、よかった、と思って上司のフォルダ内を検索して・・・って、書類ファイル、あらへんがな。ワードで最近開いたファイルをチェックしてみたら、確かにこのPCで作業した痕跡はある。でもそのファイルの保存場所が、ローカルディスクでもなく、バックアップ用のハードディスクでもない。「P\:」って。フラッシュメモリかよ!!(しかも幾つのフラッシュメモリをUSBドライブに差し込んだらPまでいくのか。あのPC、今年購入したばかりなのに)

あーもーちくしょー、というわけで、PDFファイルを基にして、ヴァージョン2から復元してやりました。それで午後は全部消えたわ。上司が帰ってきたら鉄板焼き驕らせよう。笑