ラッセルの幸福論・世間体

内気さは多くの場合、人生の困難を必要以上に悪化させる。なぜなら、世間の目は、それに注意を払わない人よりも、それを恐れる人に対して、あからさまに暴力的に働くからだ。それは犬を怖がる人が、他の人よりもいっそう吠えられやすく、咬みつかれやすいのと同様である。
 逆に、儀礼的な場に正装をして行かなかったとか、そういう常識から逸脱した行為を、あなたが陽気にかつ無頓着に行ったならば、因習的な社会においてさえ、大目に見られるだろう。人の好さや人懐っこさがあれば、他の人では絶対に許されないような行為でも、許されるようになるものである。
・・・世評に無関心であることは、明らかに一つの力であり、幸福の源泉なのである。

この言葉は本当に身に沁みたなー。人目を気にするあまり、話すことも動くこともできない少年時代を過ごした僕にとっては、本当に。 

でもしかし、常識を無視するのに周囲から好かれる人間って、常識を守ってるのに嫌われる人間から、猛烈に嫉妬されることもあるんだよねー。ま、放っとくしかないんだけど。