ラッセルの幸福論「仕事」

飢えるようなことのない限り、人間の建設的な衝動を満足させるような仕事に従事することは、遥かに高給ではあってもそれ自体やり甲斐があるとは思えない仕事をするよりも、彼自身の幸福の観点からは賢明であろう。自尊心がなければ、真の幸福はまず不可能である。そして、自分の仕事を恥じているような人間には、自尊心を持つことなど到底不可能である。

あなたは、自分の研究を誇ることができるか。誇れないなら、なぜそんな研究をしているのか。どうして、誇りを持てる研究テーマを探さないのか。