明るくても、暗くても

ここ数日、ネット上で研究者の就職難とか科学の未来は明るいとか暗いとか、そういうのが話題になってる。でも僕はそういうマクロな視点に立った議論があまり好きではない。というのも、そういった議論から導かれた結論がどのようなものであろうとも、毎日の僕がやることも、態度も、変わらないから。日本の科学の未来が明るいから手を抜いても大丈夫とか、見通しが暗いから余計に頑張るとか、そういうのじゃないだろ。
 スポーツの世界じゃ競争の激しさなんて半端ないのに、それをもって「このままじゃ日本のサッカーはダメになる」みたいな議論は起こらないのに、どうして研究の世界ではそんな議論になっちゃうのだろうか。科学が文明を支えてるとか、そういう変なプライドを持ってる研究者が多いからかも知れないなぁ。・・・支えてから言おうや、そういうことは。先人の偉業に甘えちゃいかんぜ。