Driving to Savanna and Charlstone vol.8:サヴァンナシティその4

もっこりカワイコちゃんがドコにもいなかったビーチから戻ってきてホステルでチェックイン.しかしここのユースはかなり複雑な構造をしており,外から我々の部屋にたどり着くのに何と三つも鍵が必要であった.そして部屋まで案内されてからどの鍵がどのドアのものかを説明される.
「まずキミ達の部屋の鍵は赤い鍵.コレは隣の物置のドアが赤い色をしているから,それで憶えてくれ」
ふむふむ.で,我々の部屋は直接中庭に出るのだが,外に出るにはそれからキッチンルームを通らなければならない.そしてそのキッチンルームのドアのすぐ外が喫煙スペースで,灰皿も置いてあった.
「キッチンルームに入るドアは黒い鍵.タバコの灰の黒とか,体に悪い毒の色で憶えて」
ハイハイ.スモーカーのワタクシにはカンジの悪い憶え方だネ.で,キッチンルームを通り過ぎて,やっと外に出られる.
「表通りに出るドアは青.青い空の下に連れ出してくれる鍵だから青い鍵」
一通り説明を受けた後,アヌーとユウリが苦笑しながら言った.
「そんな子供に言い聞かせるようなやり方しなくても分かるヨ」
しかしスタッフ曰く
「それでも外で飲んで帰って来たときにはどれがどれだか分からなくなるお客さんが多いんだヨ」
ナルホドねぇ.
「他に何か質問ある?」
いや,十分よく分かったヨ,さんくす.というわけで,部屋に戻って着替えやら休憩やらした後,さあ,ダウンタウンへ繰り出そう!!アヌーが鍵を持って外に出ようとする.ガチャガチャ,ガチャガチャ
アヌー「あれ,外に出る鍵って黒じゃなかったっけ?」
ユウリ「確かその筈デス」
お前らまだ飲んでもおらんやんけ!--ドテ.何が「子供に説明するみたいな言い方しなくても分かる」ダヨ….スタッフのシト正しすぎ.絵に描いたようなオチである.
で,機嫌を損ねていた天気も回復.ダウンタウンまでテクテク歩く.さすが奴隷制が根付いていた南部の歴史ある街.奴隷制の是非はともかく,ハイソっぽいお上品なお家が沢山並んでてナカナカ見事な街並である.途中で見つけた教会を見上げた写真をカシャッと.青空をバックにしてビュリホー!!・・・つづく