焦燥

よーやく全ての実験プロセスが軌道に乗った.あとはとりあえず,やりさえすればデータが出る.日本を出て半年あまり.ホントに,「やっと」ってカンジだ.
ソレで今日,あらためてナニをドレだけやらなきゃイケナイのか,計画を立て直してミタんである.その結果…


意識が遠くなってしまった


ははは.残り半年弱しかナイのに,やんなきゃなんない実験量が多すぎ.正直言って


愕然


である.ありゃりゃ,参ったナ….こーなってくると,失敗しかしてなかった最初の4ヶ月間がメタクソに惜しい.そこらへんは自分の能力不足なのでどーしよーもナイのだが,だからこそ呪わしくも思えてくる.
だけどこんなときは,こんな言葉で自分を宥めて励ますコトにしている.
ワタクシは他人に尊敬されるために生きておるんじゃない.何でもスグに結果を出してしまうシトは本当にスバラシイが,自分はそんな特別な人間じゃナイんである.重要なのは「ナンバーワンの研究者になる」コトじゃなくて,「研究者として生きていきたい」というコトである.もちろんそーやって生きていくには他人と勝負になるだけの結果を出さにゃならんが,逆に言えば結果さえ出ればヨイ.過程はどんなに不細工でカッコ悪くてもカマワン.仮に自分にヒトの半分しか才能が与えられてナイのなら,ヒトの2倍失敗しても仕方がナイ.ソレでもヒトの2倍やってれば,大抵何とかなるもんダ.やるだけやってダメだったら,諦めるしかナイけれど.
なので,今日のような状態のとき,自分に「できるだろうか?」と問うのは間違っている.「やるだろうか?」と問う.答えは,決まっている.結果を出すには,やるしかナイのだから.

そう思いながらやった今日の実験.


大失敗でした.ドテ.


えーん.どーやら試薬の寿命が切れてたようです.見事に全滅.ガツクリ.