参ったナー

ワタクシが先日の日記で,サイエンスについて「イッパンピーポーにどないせぇっちゅうねん.あえてそんなコムズカシイ,マドロッコシイ道を歩むのは,ホントにソレが好きな人間ダケでイイんだヨ.」と,書いたコトについてid:suikanさんがid:suikan:20041025で

「軽い気持ちで書いた文章だと思うので」

と書かれているのであるが,軽い気持ちなどトンデモナイ.



ワタクシは本気なんである.


ワタクシの性格上のモンダイかもシレナイが,ワタクシには公共の精神とかボランティア精神とゆーものがスッカリ欠如している.世間のシトタチがサイエンスに関してもっと興味を持ったほうがいいと思ってないワケじゃナイが,だからと言って世の中をそーゆー方向に是正するために時間を割こうなどとは一切思わない.小学生が天動説を信じてよー信じていまいが,ワタクシはマッタク困らないからである.
近しいヒトには自分のコトを知って貰いたいので,「研究って何やってんですか?」と聞かれれば出来るだけ分かり易く説明しようとはする.が,世間一般に広く植物の分子進化を知ってもらう為の窓口なんか作りたくない.そんなヒマがあったらもっと研究に没頭して成果を上げて,ちゃんとしたポストに就いてよりよい研究環境・生活環境を手に入れたいと思う.世間的な評判なんて二の次三の次.そんなモノに打ち込むくらいなら,空いた時間はよりよい家庭生活を築くために使いたい.結婚して子供が生まれればそれで自動的に幸せな生活がやってくるワケではなく,幸福な家庭を築くにはまた相当な努力が必要だと考えているからである.よーするに自分のコトだけでもう手一杯,その上に「世間に対して説明の義務がある」と言われても,ムリ,ワタクシにはメロス無理,なんである.

しかし,実は「義務」や「窓口」なら案外あったりする.日本の専門的な研究機関(他の国についてはシラナイ)は,大抵「一般公開」なるものを実施している.ワタクシの最終的な就職先としての候補のヒトツ「日本農業資源生物研究所」だと,→http://www.nias.affrc.go.jp/event/index.html←コンナカンジ.
修士課程の時ワタクシがお世話になった研究機関も,研究員9名という小さな機関でありながら,毎年一回やってました,一般公開.毎年ソレに向けてパネルとかパンフとか,皆さん作っておられました.オマケに放射線を扱うトコロだからかどーなのか,年がら年中イツデモ,事前申し込みさえすれば研究職員のガイド付きで見学可能だった.
んであるが,それ以上に何かやらなきゃいかんのかなあ.