mugisanの日記

書こう書こうと思って延び延びになってしまっていた,id:zizyさんのid:zizy:20041112で紹介されていた,id:mugisanの日記.息子を亡くした母親の,言葉.まっこと突き刺さる.思わず実験そっちのけで読みふけりそうになってしまった.アブナイアブナイ.ゆっくり少しずつ,読んでいかねば.
…と同時に,事故で死んだ友人のお袋さんを思い浮かべた.彼の死後,定期的に手紙を書いたり訪ねたりしているうちに気に入ってもらえて,時々桃やら葡萄やらを送ってくれる.お礼の電話をすると
「健くんだけやでな〜」
と言いながら,実は他のワタクシの友人にもチャッカリ送っている,お茶目なお袋さん.
友人が死んだとき,彼を失ったことそれ自体も辛かったのだが,どうしても両親の気持ちを想像せずにはいられなかった.二人は,自分の何倍の苦しみを抱えているのだろうかと,ソレを想像するだけでも胸がネジれる思いがした.そしてこのときが,誰かに何かを伝えたい,と痛切に思った,人生最初の時であった.そして,手紙を書いた.21歳,人生で二通目の手紙だった.その手紙がPCにまだ残っていたので,五年ぶりに読んでみた.全体的に文章が拙い.
自分の父の死から始まって,友人の生きていた頃に自分が感化されたこと,また突然の事故死が自分の人生観を積極的なものへ大きく変えたことを述べて,最後にこう締めくくっている

この手紙によってどうしてもお伝えしたいのは,彼の生と死が並々ならぬ影響を与えた人間がここにも一人いる、ということです。この事実が,最愛の息子を失われた悲しみをほんの僅かでも、またそれが一瞬の間であっても、和らげることが出来ましたら光栄に思います。

我ながらタイシタモンだ,と思ったワタクシは自惚れてるかな.どっちにしても,冬休みに日本へ帰ってる間に,また連絡を入れよう.そしてまた城之崎へ行こう.
誰か一緒に来る?ナンチテ.