いやー、ナンともウツクシイではありませぬか。ヒメも、足取りはフラつきながらも機嫌は上々。あるいはマイナスイオンだと叫び、あるいはキャッツアイの主題歌をほとんどの歌詞をトバしながら歌いつつ、登ってゆかれる。して、到着致しましたるは高山寺のメインイベント(?)「石水院」。浄土真宗のエライシト、明恵上人の学問堂だったとか。しかしココでワタクシめはトンデモナイ和歌を発見した。


あかあかや
あかあかあかや
あかあかや
あかあかあかや
あかあかや月
                 明恵

うーむ、「赤し」なのか「明かし」なのかサッパリ分かりませぬ。赤い月は暗い、明るい月はすでに赤くあり申さぬ。(…って、今分かった気がする。地平線から出てきたばかりの月は不吉な赤色をしてたけど、上ってくるにつれて明るい月になったんだよ、きっと。時間軸を入れて読まなきゃイケナイってコトか…多分)


ヨシ、では次に参りましょう。その名も「常照皇寺」です!



着きました!


「ジイよ、また登るのか?わらわはまだフラフラであるぞ」


登ってください。大丈夫、ココを上がれば横になれますから。



時刻は既に11時になろーかというトコロだったのですが、相変わらず酒気をぷんぷん撒き散らしておられるヒメでございました。

…続く