昨日、moli-xiongねーさんと。

昨日帰ってくる途中、静岡のid:moli-xiongねーさんトコに寄ったワタクシ。ねーさんを見るとついつい「リス」が連想されてしまうワタクシなのだが、それはそれ、カンベンしといていただきたい。
焼肉食って(id:moli-xiong:20050925参照)、その後ロイホのドリンクバーでペチャクチャとアホトークに花を咲かせておったのだが、途中ナニを間違えたのか西行の和歌のハナシになってしまった。(それもこれもねーさんの実名が風流すぎるせいなのだ。
まあソレはさておき、しかし二人とも西行の和歌を暗記しているワケではない。

「いつかどこかで見かけた歌が好きなんだけど…なんだっけ?」
「あー、ボクも知ってますよ!…って、あれ?」

みたいなナントモ間の抜けたハナシになってしまう。しかしサスガねーさん、エライ!一つは思い出すコトに成功。

願わくば 花の下にて 我死なん その如月の 望月のころ


が、情けないワタクシは結局最後まで思い出せず、ねーさんから宿題とされてしまったのである。でまー、忘れないウチに済ませます。


西行には戦乱に亡くなった魂を鎮める修験者としての顔がある。彼が高野山に住みなれたころに、保元の乱平治の乱が立て続けに起こったんだが、乱の後、西行は、中国、四国を巡る長旅に出ることにした。旅の目的は保元の乱で敗れ、讃岐に流されて亡くなった崇徳上皇の霊を慰めるコト。そして今の香川県坂出市にある白峰で、荒れ果てた上皇の墓を発見して、あつく弔う。そのとき詠んだ歌がコレ。

よしや君 むかしの玉の床とても かからんあとは 何をかはせん


かつては豪華な寝床に伏した人が、今は荒れ果てた墓の下に眠っている。こんな風になってしまっては、どうしようもない…


なお、最初の「よしや君」の読み方は「よしやきみ」が正しいのであって、まかり間違っても「よしやくん」などと読んではゼッタイにイケナイので、ソコントコヨロシクなのである。

…ってカンジなんだけど、ね、どーすかねーさん?いーでしょ?