それにしても良き友を得た.

と思う.同期と仲良くなったのは今年に入ってからだ.だがこの短い間に,同期の言葉が僕に大切なことに気付かせる,というのは何回あっただろうか.今ぱっと思いつくだけでも四回はある.それも,僕に向かって特に何かを言ってやろうとして出てきた言葉ではなくて,何となくそれが口から出てきた,という感じなのだ.それが,僕の中の何かを根底から揺るがしてしまう.そしてそんな軽い一言が何故そんなに引っ掛かるのか,それを考えているうちにまた新しいことに気付く,そういう感じなのだ.


別に同期はそれほど特別な人間ではないと思う.メチャクチャ頭がいいとか,人から頼りにされるとか,そういうキャラでは全くない.ただ,普段から見ているところが人とは少し違う気がする.そして彼女に見えている部分が,多分僕にとっては「見ようとしてるけど見えないところ」なんだと思う.同期は自分に見えていることをそのまま当然のこととして話す.それが僕をはっとさせる.そういう,感じなのだ.


良い友を得た,と思う.