読破
フーコー―他のように考え、そして生きるために (シリーズ・哲学のエッセンス)
- 作者: 神崎繁
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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そしてそのような流行は,個人を規定してしまう.「私は○○な人間だ」という言葉でさえも.そのような規定された自己から脱却し続けること,それもまた,フーコーの重要なテーマだった.それはドゥルーズやデリダに受け継がれる.
「私に向かって,貴方は誰だと尋ねないで頂きたい」
――ミシェル・フーコー――
ううむ.重い.
しかし英米系の科学哲学がヒュームの経験主義に依拠しているのに対して,フランス系の近・現代思想はニーチェとハイデガーを避けて通れないようです.元々論理的な僕は,ニーチェが大嫌いだったのだけど,やっぱ読まなきゃいけないか.