狐の嫁入り

昨日も就寝は五時,そして八時半に起きて車に乗り込む.雨が降っているのに日が差している.いわゆる狐の嫁入りってやつだった.暖冬のせいか空き地にはもう緑色の草が茂っていて,雫に濡れた葉っぱが朝日に照らされて光っている.しとしとと降る春の雨,柔らかい春の日差し.雨のお陰で花粉も少なく,嫌でもテンションガ上がった.


いつも通学に通る道で,丘を登ったあとカーブして,下りに差しかかったところから一気に視野が開けるところがある.今日はそこで思わず叫んでしまった.



虹だ.こんなに濃く,近く,はっきりと見える虹は初めてだった.五秒後にはこの下を潜ってしまうんじゃないかと思えた.そして太陽が雲に隠れ,そしてまた現れるのに呼応して,虹は消えては現れ,結局30分以上僕の目の前に在り続けた.