一日が短い

あっという間に過ぎてしまう.基本的に1日につき384プレート4枚を処理しているのだが,それでも遅い.ゴールが遠い.PCRよりも電気泳動という工程の方がボトルネックになってしまうのだ.今日もPCRなら8枚分処理できたが,泳動できたのは6枚まで.
というわけで,電気泳動の設備を拡張する.新たな機材を購入するのではなく,既存のものを適当に組み合わせた.明日から更にペースアップだ.


研究で面白いのは新しい発見をすることだが,実験が面白いのはやればやるだけデータが出る状態になったときだ.一度に大量のサンプルを処理して,その結果がビシッと揃ったときの爽快感は,癖になる.実験は辛いことではない.むしろストレスに感じるのは,実験したがっている自分に対して,体が壊れない程度にブレーキを掛けなければいけないことの方だ.