読破

剣豪全史 (光文社新書)

剣豪全史 (光文社新書)

話のタネに.本屋でパラパラと冒頭を読んでみると,古代まで遡って鹿島の太刀とか関東八流,京七流なんて書いてるから面白そうと思って買った.
しかし余りにも安易に企業戦士とかサラリーマンとかフリーターとか,現代の経済の喩えを使い過ぎ.塚原卜伝の生き方を「フリーター」では,その凄さが全然伝わらんではないか.妙に説教臭いのにも読んでてイライラさせられた.それぞれの剣豪の人生が読者にとってどういう意味を持つのかは,読者に任せて欲しいもんだよ.お前が決めるな!と思うこと多数.
しかも,読み終わってみても話のタネに使えそうな話って殆ど無かったし!全然オススメできない一冊.