ボスに会う.

よーやくボスが休暇から帰ってきた.僕がラボに行ったときは隣のラボのプロフェッサーと喋ってて,僕が入るとあのダミ声で名を呼ばれる.
"Hey, Ken!"
二年ぶりのこのプレッシャー.苦笑.でまあ談笑中だったその隣の教授に,紹介してくれたわけですが.
"This guy is fantastic!"
りありー?と思ったら,僕がどんだけ寝ずに実験に明け暮れてたかっつー話でした.苦笑.そう,日本じゃともかく,ここでは僕は本当にそれしか能がない.他のポスドクが9時〜5時で帰ってくれるのが本当にありがたいと思う.僕は彼らの2倍働かないと張り合えないのだから.…まだ独り身でよかった,かな.

それから実際に研究の話に入ったのだが,同僚達の仕事について具体的に聞いていくと,奴らの凄さが身に染みて感じられる.僕には絶対に思いつけないアプローチの数々…くそっ.

そして肝心の僕の研究内容だが,結局まだ中身がスカスカ・・・というか大枠も決まってない状態で,本当に何をやるのかこれから考えなきゃいけない.とりあえず出来ることから始めるしかないが・・・これは骨だぞ? 脳のシナプスを総動員しなくては.

・・・やってみせろ.