読破

放浪の天才数学者エルデシュ

放浪の天才数学者エルデシュ

ジュンイチ文庫.25カ国を放浪し続け,何の前触れもなく数学者の家のドアをノックしては1〜2週間滞在し,いくつかの問題に共同で取り組み,滞在されることに訪問者の家族がくたびれると,次の数学者を訪ねて歩く...生涯の論文総数1500,ベンゼドリン等の薬物に頼りながら,70代に入っても毎日19時間,数学の問題を考え続けた数学者のドキュメンタリー.
著者の腕前は残念ながらサイモン・シンに遠く及ばない感じだが,それでも楽しく読めた.こんな人がいたのかって感じ.はー


日本という国 (よりみちパン!セ)

日本という国 (よりみちパン!セ)

日本で見かけて即買いした一冊.著者が好きなんで.明治〜昭和における日本と世界の関係を,超が付くほど分かりやすく書いている.こりゃ中学生でも読めるわ.サンフランシスコ講和条約において,アメリカがアジア諸国に対して日本への賠償請求を放棄させたこととか,全然知らなかった裏側事情がいっぱい書いてある.日本に帰ったら同著者の「民主と愛国」をもう一度読まねばなるまい.