月曜日

入籍はまだまだ先だが,家族の日程的な都合もあって結婚写真を撮ってきた.披露宴は幾ら何でも費用が掛かり過ぎるしねぇ.

撮影は,弟の嫁さんが勤めている大阪のホテルニューオータニで.茨城県つくば市で暮らしている僕としては,関西に帰らなければいけないということに多少の面倒くささを感じていたのだが,実際に撮影に入ってみると,いやはやメチャクチャ楽しかった.僕と嫁と,弟夫婦と,お袋とお袋の旦那,そして嫁の母上の七人で終始大爆笑.晩御飯を食べ終わって解散するまで本当に笑いの絶えない一日であった.

またつくばに戻ってきて,思う.結婚とは,一度に幾つもの絆を生み出すものなのだと.僕と嫁さんとの結婚は僕と嫁さんとを繋ぐだけではない.それは僕と嫁さんの母上とを繋ぎ,嫁さんとお袋や弟夫婦を繋いだ.もちろん,親同士も.少し前の母の再婚は,僕たちと,義父の娘夫婦二組と,さらにその子供たち五人とを繋いだ.いつの間にかとんでもない大家族だが,集まるときは賑やかで本当に楽しい.

結婚というと,二人の門出とか,二人で新しい家庭を築くとか,そういうイメージを持っていたけれども,どうもそうではない気がしてきた.結婚とは,独立することではなく,むしろお互いに依存することのできる仲間を増やすことなのだ.