遠距離について

昨日の日記にJULIAがコメントをくれたので。遠距離の秘訣って何ですかってことなんだけど。

まず最初にミもフタもない話をするけど、遠距離恋愛って実はほとんど不可能に近いんである。例えば、安くて美味しくて、しかもボリューム的にも満足できるレストランがあったら誰でも行きたいと思うだろうけど、あくまでもそんなお店が近場にあったら、って話だよね。めっちゃ安くてめっちゃ美味しいニューヨークのお店と、地元のおっちゃんがやってる大衆食堂と、どっちに頻繁に通うかって言ったらそんなの地元のお店に決まってるでしょ。恋愛だって基本は同じ。直接会えて、話せて、一緒に食べたり遊んだりできる人じゃなきゃ、恋愛をするメリットなんてないわけで。

だから、それでも遠距離が成立するとしたら、少なくとも、恋人同士が互いに「この人は自分にとってかけがえのない人だ」と思えているってことである。かけがえがない、ってのは「掛け替えが利かない」ってことで、要するに「この人以上に自分を幸せな気分にしてくれる人はいない」という感謝の気持ちを抱くことができると同時に、「この人に対しては、私にしか提供できないものがある」という自信がある、ということである。仮に、相手から得られるものが、他の人間からでも得られるようなものだった場合、あなた自身が相手に拘る理由がない。また、自分に自信がなかった場合は、相手が他の恋人を見つけてしまうことを恐れ、束縛しようとしてしまうだろう。それは相手が現地で楽しみや喜びを得る機会を減らすことを願うということであり、それは一般に人が恋愛から期待していることの真逆を行うということだ。そんな状態で、どうして相手が、あなたに拘ってくれるだろうか。

こういうことを書くと、「私にはそんな特別に提供できるものなんて・・・」と自信をなくしてしまう人がいるかも知れない。ので、具体例として僕の体験段を書いておこう。

・・・と思ったけど、それはまた明日ね。